こういった疑問に答えます。
本記事のテーマ
[完全初心者向け] ヘリコプターパイロットになるための計画の進め方
パイロットになるための3ステップ
- 目標設定:免許を取得して就職する
- 資金調達:お金をどのように工面するのかを考える
- 教習申込:自分に合った教習所を決め申し込む
読者さんへの前置きメッセージ
本記事では「これからヘリコプターのパイロットになりたいけどどのような方法で、どのくらいの費用がかかるのかわからない」という方に向けて書いています。
また、今回は具体的な免許の種類やヘリコプターの知識ではなく、僕自身が一番知りたかった情報を端的に載せています。
この記事を書いている僕は、仕事をしながら休みの日を活用して、パイロットの免許を3年をかけて取得しました。
この記事を読むことで、「免許取得の目標設定、具体的な始め方、その後のキャリア」までをイメージできるようになると思います。
「このまま、この仕事をしてていいのかなぁ…思い切ったチャレンジをしてみたいな」と感じながら漠然と社会人として働いていた僕を救ってくれたのが免許取得へに道のりです。少し怖さを感じながらも、思い切った決断をして人生が変わったと感じる僕が、当初知りたかった情報を惜しみなく、記事に執筆します。
それでは、さっそく見ていきましょう。
① 目標設定:免許を取得して就職する
目標設定は、「免許を取得して就職する」で良いと思います。
すでに目標が明確ならそれでOKですが、就職先には消防・警察・海保の防災ヘリ、ドクターヘリ、民間会社クルージング、空撮ヘリなどなどさまざまな就職先があるので、最初は漠然でも良いので決めておくと、訓練中のモチベーションの維持にもつながると思います。ぼくが思うに誰もが一度は憧れを持ったことのある「パイロットとして空を飛ぶ(僕の主観です笑)」という夢にチャレンジしてる訓練期間もとても幸せを感じていました。
ここで断言しますが、事業用操縦士(就職活動が可能な資格)の免許を取得すれば就職は難しくありません
就職するのが簡単な理由
参考までに、いくつかの就職情報を貼っておきます
① 一番シンプルな事業用操縦士の資格のみで募集可能な場合
② ①にプラスして陸上単発タービンの限定変更した人向けの場合。資格の種類については次回説明しますが、今は①のもう少し上の資格と思っていただいて結構だと思います
※多くの人が単発タービンまでとります(私もここまでとりました)
③ 飛行時間が指定されている募集。基本的には経験者を採用するということです(教習で1000時間不可能です)
免許取得しどこでもパイロットとして働ければ良いというのであれば就職するのは難しくありません。
一緒に訓練をしていた同期もほとんどが無事就職をし、目標が達成されています。
しかし「地元じゃないと、消防じゃないと、ドクターヘリがある民間企業じゃないと」など自分なりの譲れない決まりがあるなら、③のような制約が目的の就職先に無いか、調べておかないといけません。
② 資金調達:お金をどのように工面するのかを考える
この資格取得に一番のハードルかもしれません。「お金はどのくらいかかるのですか❓」と聞かれることがよくあります。僕自身も一番気になっていました…
結論:人によってとらえ方のちがいはありますが、決して安易に手を出せる金額ではありません
実際に自分がフライトスクールに僕が教習を始めるときに払った金額を載せておきます。
◎自家用操縦士(プライベートで乗るための資格であり就職はできない)
◎事業用操縦士(お金を稼ぐことができる資格であり、就職活動ができる)
※あくまで自家用操縦士の資格をとってから事業用操縦士の資格を取る為、事業用操縦士を取る方はどちらも取る必要があります
自家用操縦士を取るだけで ¥6,522,770円
事業用操縦士を取り単発タービンの限定変更を行なった場合 ¥12,410,886円
合計 約1900万円ほどかかります
かなり高額ですよね‥‥正直リアルに日本で全て取るとなると、スクールによって上下はあると思いますがこのくらいかかると思って良いと思います。
このほかに学科試験・航空無線・航空身体検査など必要な資格はありますが、どれもフライトスクールに通いながら並行して取る資格であり、大きく費用がかかるのは上記の写真に載っている費用と捉えていただいてOKです。
貯金がなくても大丈夫な理由
もちろん上記のような大金を持っていたわけではありません。当時は社会人3年目、貯金なんてたかが知れていました。
その為、おすすめはしませんが僕はフルローンです。
教習所と提携している教育ローンや国の教育ローンなどを利用してこの金額を用意することができました。
③ 教習申込:自分に合った教習所を決め申し込む
車の教習所とは違いあまり目にすることは少ないと思いますが、調べると意外とあります。また、大きく分けて二つのスクールに別れます。
・全ての資格を日本で取得する
・海外で免許を取得し、日本に来て免許を書き換える
一般的に海外で免許を取得すると費用が抑えられると言われていますが、当然誰もが仕事を辞めて、もしくは休職してスクールに専念できるわけではありませんよね。(僕もその理由で全てを日本で取得しました)
どちらもメリット、デメリットがありますが自分に置かれている状況によって変わってくると思います。
結論:まずは直接フライトスクールに問い合わせて自分に置かれている状況とスクールの特色と合うかどうかを見比べましょう。
3つのスクールを紹介します
◎自家用操縦士までをアメリカで取得、帰国してから事業用操縦士を取得するスクール
日本フライトセーフティhttps://www.flysafety.net
◎最初から最後まで日本で取得するスクール
【アルファーアビエィション】 - 創立以来無事故広告·https://www.alphaaviation.aero/
◎関西にあるスクール
TOP 匠航空http://www.aviation.co.jp
ほかにもたくさんありますが、フライトスクールも生徒を集めるので必死です。もちろん詐欺ではありませんが説明してくれる営業の人はかなり口がうまいです。
ぼくも何個も見学に行き見比べて決めましたが、安い買い物では無いので簡単に決めず色々見学することも大切です。
まとめ
いかがだったでしょうか、今回は僕が免許取得前にこれだけは知りたいと思った内容のみを記事にしてみました。
正直金額を見て愕然とした人もいたのでは無いでしょうか、これが自分で取れるライセンスを取り切って提示できるとてもリアルな資料です。
しかし、これだけは言いたいのは当時「このままこの仕事をしてていいのかなぁ…思い切ったチャレンジをしてみたいな」と感じて仕事をしていた自分とは見違えるほど楽しい毎日を過ごせています。
それは今も進行形でモチベーションは高くもてています。
これから、免許の種類やヘリコプターの知識・時間の工面・おすすめの参考書などについてもどんどん記事にしていくつもりです。
ぜひみなさんも興味があるのなら、まずはフライトスクールに問い合わせるところからやってみてください。